香港マカオ旅行記

香港とマカオに4泊5日で旅行してきた。

忘れないうちに旅行記を記す。

 

中国入国と移動

香港とマカオに向け日本の空港で香港ドル人民元にそれぞれ3万円ずつ両替した。

香港国際空港に到着後、香港で入国せず最初の目的地であるマカオに移動して入国審査をした。

移動には空港からマカオ入管まで無料で移動できるバスを使った。

道中は中国語にポルトガル語が併記されていることが多く、異世界に迷い込んだかのようだった。マカオがかつてポルトガルの植民地だったことを実感した。

マカオ

マカオといえばカジノ。

訪れたのはカジノ併設ホテル「The Venetian Macao」。

ホテルの無料シャトルバスに乗って来た。

建物内は豪華ながらもフードコートがあり十分事足りた。

部屋も豪華で、部屋からの景色も美しかった。

その割にはホテル代は安く、カジノ客から巻き上げたお金を設備に充てているものと思われる。カジノマネーの力を感じた。

天井から「ありがとうと君に言われるとなんだか切ない」(宇多田ヒカルFlavor of Life』)と聞こえて感傷的になり、ハマってしまった。我ながら単純な生き物である。

腹ごしらえと睡眠をとる。年齢確認を受け、いよいよカジノに入る。

 

軍資金は日本で用意した約3万円分の人民元だった。しかしそもそもマカオの通貨はマカオ・パタカ (MOP) であって用意した人民元ではなかった。その上カジノ内で使える通貨は香港ドルのみだった。実際、マカオで流通している通貨の大半は香港ドルのようだ。ろくに下調べもしていないことが露わになった。

カジノ内の換金所で人民元香港ドルに換金し*1、今度こそカジノに挑む。軍資金は1000香港ドル

 

まずはルーレット。500ドルのプラス。

続いてサイコロ(大小)。先ほどのプラスと元金が消し飛びかけたが、最後に最初の元金と同じまで戻った。

元金が戻って来たところで時間もちょうど良くなったので切り上げた。

今回はルールの知識もなく簡単な2種類しかやらなかった。

次カジノに行く時には知識と軍資金を身につけて挑みたい。*2

 

The Venetian Macaoを後にし、周辺を散策した。

隣のカジノにも少し立ち寄った。天井から宇多田ヒカルHeart Station』が聞こえてきた。中国でも宇多田ヒカルは人気なのだろうか。

僕はこっちのカジノでは遊ばなかった。元金が戻ってきてキリがいいと思っていた。元は擦るつもりだった1000ドルも、いざ戻ってくると執着してしまった。

 

カジノを後にし、マカオの街並みを散策した。

街を歩き回るためにスーツケースを預けるコインロッカーの場所を尋ねたが伝わっていなかった。中国にはスーツケースはないのだろうか? スーツケースを持ち歩くことになってしまった。

マカオ随一の建物であるGrand Lisboaを横目に聖ポール天主堂に行った。

ポルトガル時代の歴史的建造物は時間の都合で少ししか訪れることができなかった。またの機会にマカオを満喫したい。

 

マカオ散策の後は香港へと移動する。

マカオ外港フェリーターミナルからフェリーで向かった。

香港

香港のフェリーターミナルに到着し、ちゃんと確認してるのかよく分からない入国審査を済ませ、入国した。

この日は香港ではパンダホテルまでの移動しかしない中、エスカレーターで ちびまる子ちゃん の絵を使った注意喚起がされており、再び感傷的になった。

交通系ICカードの「オクトパスカード」を駅窓口で入手。デポジットがあるところやチャージ可能なところは日本のSuicaPASMOなどと同様だが、鉄道運賃のIC割引率が1割ほどもあるので、利便性の観点と合わせて入手すべきだと思った。

 

香港ディズニーランドに丸1日いた。東京ディズニーランドと比べると全体的に狭く、待ち時間も数十分程度と短かった。それでも全てのアトラクションを堪能できたわけではないが、ちょうど良かったと言えるくらいの時間でもあった。

夜の城へのプロジェクションマッピングと花火を鑑賞した。時間は21時から20分間ほどで、とても綺麗だった。

 

4日目には、香港市街を散策した。

昔の香港を彷彿とさせる古い通りを歩き、ミシュランを獲得した添好運點心專門店に着く。おいしい料理で飲茶をした。紅茶で食器をすすいでから紅茶や食べ物を入れるという、日本では体験したことのない作法に驚いた。

その後は嗇色園黄大仙廟で参拝し、おみくじを引いた。*3

 

スカイ100香港展望台に行き、昼間の香港市街を一望した。*4

月並みな感想だが綺麗だった。*5

 

香港といえば100万ドルの夜景が有名なので、例に漏れず僕も訪れた。

山頂纜車(Peak Tram)にてVictoria Peakに行き、スカイテラス428展望台から香港市街を見下ろした。

がしかし香港は本気を出してはくれなかった。あいにくの霧によって、宣伝で見るような夜景は観れなかった。ただしそれでも十分美しい夜景だった。

言わずもがな大洋に面した地域なので仕方ない。機会を作ってまたリベンジしたい。

 

日本の自宅に帰る時刻が遅くならないよう、香港を早めに発つことにしていたため、最終日は空港への移動で終了した。ホテルから香港国際空港までバスで移動した。オクトパスカードの換金が空港内の施設でできたので便利だった。

 

最後に

とても楽しかった。

友人には誘ってもらい、そして道中でたくさん助けられた。この場を借りてありがとうと君に伝える。

けれどもいざ現実に引き戻されると何だか切ない。

英語の特にリスニング能力の薄さを痛感したので、次に海外に行くまでには改善したい。

旅行には行きたいと思いつつもなかなか行けていないので、意識的に旅行の頻度を増やしていこうと思った。

*1:換金手数料は破格の安さ

*2:僕にはカジノは向いてないと思った。期待値を考えちゃうし、金銭事情も相まって。良く言えば堅実、悪く言えばお堅い性格だと思う。つまらん性格だな。とはいえ勝ったときの気持ちよさはあったので、ギャンブルで7億円も賭ける気持ちの一端は分からんでもない。

*3:番号の書かれた竹の平棒が多数入った筒を傾けながら振り振りし、どれが最初に飛び出すかで占う。「下下」というよく分からない結果だった。

*4:高さ394m

*5:日中なので月は出ていない